「この形、作れる?」に応えるステンレスタンクの事例紹介
- 4月24日
- 読了時間: 4分
タンクと一言で言っても、現場によって求められる形や性能は千差万別です。
「限られたスペースにぴったりのサイズが欲しい」
「特殊な液体を流すために、複雑な角度のホッパーが必要だ」
「とにかく巨大な容器を、高精度に作りたい」
設計図はあるけれど、実際にそれを形にできる業者がいなくて困っている……。
そんなお悩みを解決するのが、私たちの仕事です。
既製品では対応できない形状こそ、製缶の仕事の本領だと感じています。
今回は、当社の実際の製作事例をもとに、ステンレスタンクの形状と特徴についてご紹介します。
現場ごとに異なるタンクのかたち
タンクの形状は、単に容量だけで決まるものではありません。
設置場所、搬入経路、使用目的、接続する配管の位置など、さまざまな条件によって最適な形は変わります。
当社の工場では、日々異なる表情をした製品が生まれています。
■サイクロン式集塵機の製作
粉体や空気の流れを扱う設備では、内部の形状がそのまま性能に影響します。
サイクロン式の集塵機は特にその傾向が強く、角度やRの取り方ひとつで流れ方が変わります。
外から見るとシンプルな形ですが、実際にはかなり気を使う部分です。


■精度が求められる攪拌ホッパー・円錐形状
下部がすぼまったホッパー形状や円錐形状のタンクは、 内容物をスムーズに排出するために採用されます。
食品や薬品の分野では、ただ流れればいいというわけではなく、 「滞留しないこと」「均一に混ざること」などが重要になります。
そのため、中心から少しずらした偏心形状や、撹拌機とのバランスを考えた設計が必要になります。

こうした形状は、単純に曲げて溶接するだけではなく、 歪みを抑えながら正確に成形する高度な技術が求められます。
粉体や液体がスムーズに流れるよう、内面の滑らかさにも徹底的にこだわっています。

図面通りに作るだけでなく、使い方を想像しながら調整していくことが多い部分です。
■サニタリータンク(医薬品向け)
医薬品や食品関係のタンクでは、 内部の仕上がりがそのまま品質に関わってきます。
溶接のビードやわずかな凹凸が、洗浄性や衛生面に影響するため、 見た目以上に繊細な作業になります。
このあたりは、完成してしまうと分かりにくいですが、現場ではかなり神経を使っています。

■既存タンクの内張り工事
新規製作だけでなく、既存設備の改修もあります。
こちらの写真のように、タンク内部にSUS板(ステンレス)を張ることで、耐食性や衛生性を改善するケースです。
一から作るのとは違い、既存の形状に合わせる必要があるため、現場での調整力が求められます。

ステンレスタンクは、サイズや形状だけでなく、 用途や設置環境によって仕様が大きく変わる設備です。
図面に描かれている形を、現場で使える形に仕上げるのが製缶の役割です。
一気通貫の製缶体制が対応力を支える
当社では、設計から製作、据付まで一貫して対応しています。
ステンレスは熱による歪みが出やすい素材でもあるため、 工程ごとの判断が仕上がりに大きく影響します。
当社は一気通貫の体制を整えているからこそ、 途中のズレや認識違いを減らし、
「難易度の高い形状」や「厳しい納期」に対しても、
現場判断でスピーディーかつ柔軟な対応が可能です。
会社は群馬県安中市に拠点を置いてますが、全国対応可能です!
「どこに頼めばいいかわからない」という特殊な形状こそ、私たちの腕の見せ所です。
今お持ちの図面、あるいは頭の中にあるアイデアを、ぜひ一度お聞かせください。
貴社の現場を支える「唯一無二の製品」を形にいたします。
ステンレスタンク製作についてご検討の際は、 仕様が固まっていない段階でもぜひお気軽に境谷工業までご相談ください。

